スーパーモリナガ担当者に聞く
解凍するだけで手軽においしいご飯が食べられる冷凍食品。共働き世帯の増加とコロナ下で外食の機会が減ったことから、県内スーパーでも冷凍食品の売り上げが右肩上がりに伸びているそう。今回はスーパーモリナガ(本社・佐賀市)の担当者に売れ筋やお勧め商品を聞きました。

これまでは野菜の高騰時に冷凍野菜のニーズが高まっていましたが、近ごろは「調理時間の短縮につながる」と、日常的に利用する家庭が増加。技術の進歩で利便性、保存性だけでなく、味わいもレベルアップしています。
売れ筋は大手メーカーのギョーザ、唐揚げ、チャーハン、パスタ。中でもパスタは手ごろな「コスパの良さ」と種類の豊富さ、容器がそのまま皿代わりになる便利さが受けています。
変わったところでは、高校生が開発した県産タマネギのみじん切り。タマネギ価格高騰のいま、台所の救世主にもなりそう。ほかにもパンやデザート、海外の料理など、楽しめる幅が広がっています。(志波知佳)

韓国食品
(王マンドゥ 肉&野菜・1059円、ヤンニョムチキン・495円、チーズハットグ・322円)
自宅で手軽に韓国に行った気分を味わえると人気の商品。5種の野菜と春雨、豆腐がたっぷり入ったマンドゥや、ヤンニョムチキンなど本格的な味わいが楽しめます。

冷凍しろたま
(430円)
新鮮な県産タマネギをみじん切りにし、急速冷凍しました。佐賀農業高の生徒が新型コロナの外食産業低迷で行き場を失ったタマネギを活用しようと開発した商品です。期間限定で販売する予定でしたが、ニーズが高いことから6月から通常商品として販売します。

バスクチーズケーキ
(225円)
白石町産の小麦を100%使用し、じっくりと時間をかけて焼き上げたなめらかでクリーミーなチーズケーキ。スーパーモリナガと丸きんまんじゅう(佐賀市)が共同開発しました。冷蔵庫で解凍できます。

クレープセット
(おうちdeクレープ・322円、ミックスベリー・236円など)
自宅で冷凍クレープや冷凍ホイップと一緒に好きな果物などを準備して、短時間でお菓子作りが楽しめます。