就職活動に向けた出陣式で決意表明する久原誠矢さん=多久市の佐賀県立産業技術学院

 多久市の佐賀県立産業技術学院で14日、本格的にスタートする就職戦線に向けた出陣式があり、来春修了予定の2年生47人が健闘を誓い合った。経済情勢は物価高騰や急激な円安など不安要素を抱えるものの、同学院への求人は過去5年間で最も多く、11年連続の就職率100%を目指す。

 式では池田積(つもる)学院長が「プロフェッショナルとしての自分の将来像をいま一度思い描いてほしい。強い意識と行動力で希望の就職をつかみ取って」と激励した。2年生を代表して電気システム科の久原誠矢さん(23)=佐賀市=が「身に付けた知識や技術を力にして就職戦線を勝ち抜く」と決意を述べた。

 来春の就職に向け自動車工学科の13人、建築技術・設計科の4人が既に内定を得た。同学院によると、6月1日時点で県内外の企業から147件の求人があり、現在も受け付けている。新型コロナウイルス禍やロシアのウクライナ侵攻など雇用を取り巻く環境は予断を許さないが、担当者は「ものづくり業界は依然として人手不足が続いている」と分析する。

 学院生の就職率は現行の5学科制になった2012年度以降、10年連続で100%を達成している。(市原康史)