佐賀財務事務所が13日発表した2022年4~6月期の法人企業景気予測調査は、全産業の景況判断指数(BSI)が前期(1~3月期)比27・4ポイント増の5・6で、2期ぶりにプラスに転じた。新型コロナウイルス感染者数の減少などで、県内企業の景況感は非製造業を中心に回復している。

 感染者数の落ち着きを背景に非製造業の改善が顕著で、前期比50・4ポイント増の16・4で6期ぶりのプラスになった。宿泊や飲食サービス業は県などの宿泊キャンペーンの効果もあり客足が改善したといい、陸運や卸売業で物流量や利用客が増加したとの声が聞かれた。

 製造業は2・6ポイント増のマイナス5・7で、2期連続のマイナス。多くの業種で原材料高による仕入れ価格の上昇を十分に価格転嫁できないケースがあり、収益面の厳しさが見受けられる。

 規模別では中小企業が39・1ポイント増の8・1と改善した。宿泊、卸売業でコロナの行動制限緩和により客足が戻り始めて業況が上向いた例がある一方、複数の業種で燃料費の価格転嫁が進まない状況も示された。

 全産業の次期(7~9月期)見通しは9・3で「上昇」が「下降」を上回った。感染者数の減少や中国のロックダウン(都市封鎖)解除、入国規制緩和などによる経済回復への期待感がみられる。(古賀真理子)