佐賀美術協会(北島治樹理事長)は15日、「第104回佐賀美術協会展(美協展)」の入賞・入選者を発表した。4部門のうち、二つで高校生が最高賞の美術協会賞に輝いた。最も出品数の多い洋画で一席となった佐賀北高校3年の寺戸舞さん=佐賀市=の「潔白」をはじめ、入賞作などは17日から、佐賀市の佐賀県立美術館で展示する。

 各部門の美術協会賞は日本画が佐賀北高3年の田中美結希さん=佐賀市=の「孵化(ふか)」、彫塑が草場龍介さん(64)=有田町=の「螺旋(らせん)」、工芸が石田由美子さん(65)=基山町=の「木漏れ日のスタジアム」だった。

 佐賀美術協会は1913(大正2)年、久米桂一郎、岡田三郎助、山口亮一らが設立し、美協展は翌14年に始まった。人間国宝を含む県内を代表する作家らが近作を発表。一般公募部門は若手の登竜門としても知られている。

 今回は前回よりも14点少ない188点の応募があり、149点が入賞・入選した。県の美術界をけん引する会員、会友らの作品162点とともに26日まで展示する。

 美協展は入場無料。25日午後3時半からは、佐賀美術協会名誉会員の洋画家上瀧泰嗣さんによる記念講演会を美術館ホールで開く。

 美術協会賞受賞作、受賞者インタビュー、各部門の審査評などは21、23日付のライフ面で詳報する。(福本真理)

▼佐賀美協展入賞・入選者