「いよいよ選挙」―。通常国会が15日閉会し、参院選日程が決まった。佐賀選挙区(改選数1)は3選を目指す現職に対し、新人4人が挑む構図となる見通し。立候補予定者は1週間後に迫った公示日を見据え一気に臨戦モードに入った。

 自民党現職の福岡資麿氏(49)=佐賀市=は閉会後、議運委員長として院内の各会派を慌ただしく回り、国会運営への協力に謝意を伝えた。「平日は議運が多く、地元活動に難しい面もあった。公示まで1週間しかなく、助走期間が短い。限られた時間で一人でも多くの方と接したい」。不安定な国際情勢の中、政治の継続を訴えていく考えだ。16日は政見放送の撮影や地域行事に臨む。

 「知名度ゼロのスタートだった。徐々に顔と名前を知ってもらえている」。こう語るのは立憲民主党新人の小野司氏(45)=唐津市。武雄市などで支援者を回り、労働組合の集会に出席した。物価高騰に対する政府の対応が不十分との声を聞いており、「生活者目線で、佐賀から女性の声を国政に届ける。国会閉会と同時に原口、大串両衆院議員との活動を加速させたい」と選挙戦を見据えた。

 共産党新人の上村泰稔氏(57)=佐賀市=は「選挙日程が正式に決まり、いよいよという思い」と決意を新たにした。「自民党は防衛費増額の財源を示さなかった。軍拡の道では平和は訪れないし、財政的にも破綻していく」と国会での党の主張を訴えていく。「先行き不透明な政治ではなく、希望を持てる政治に変えようと訴えたい」。選挙戦では個人演説会に力を入れ、支持拡大を狙う。

 NHK党から新人で元派遣社員の眞喜志雄一氏(31)=沖縄県、政治団体「参政党」から障害福祉事業所代表で唐津市出身の稲葉継男氏(46)=東京都=が立候補を予定している。(山口貴由、大橋諒、江島貴之)