災害の被災地支援の在り方などについて語る大圡雅宏さん=佐賀市天神のアバンセ

 「第28回いのちの講演会」(佐賀いのちを大切にする会主催)が11日、佐賀市のアバンセで開かれた。NPO法人東北関東大震災支援隊本部BOND&JUSTICEの代表理事の大圡雅宏さんが、災害の被災地支援の在り方などについて語った。

 大圡さんは2011年の東日本大震災の際に青森県で被災したことをきっかけに、災害の被災地で支援活動をしている。昨年8月に佐賀県内を襲った記録的な大雨や19年の佐賀豪雨では、大町町で炊き出しボランティアを行った。

 講演会で大圡さんは「災害は『対岸の火事』ではなく当事者意識を持つことが大切」と指摘し、これまでの経験を振り返りながら「支援は自分たちでできることを無理せずにできるだけやる。現地に行くだけでなく、物資を集めて託したり必要な情報を伝えたりするなど支援の形はたくさんある」と呼びかけた。

 大圡さんと来場者がやりとりする時間も設けられ、大町町から訪れた山口久人さん(68)は「佐賀豪雨では温かい支援を受け、心のつながりを感じた」と感謝の思いを伝えた。講演会には来場者250人とオンライン視聴者約20人が参加した。(伊東貴子)