<KIMBAPYA>

吉野ケ里歴史公園東側に、キンパの専門店がオープン。店内とテイクアウトで、キンパやトッポギなどが楽しめます。キンパとは韓国の”海苔巻き”で、ごま油と塩で味付けたご飯と具材を韓国海苔(のり)で巻いたもの。「キン(キム)」は海苔、「パ(パプ)」はご飯を意味します。
この店のキンパの特長は、なんといっても具材の多さ。キュウリやニンジン、ゴボウの煮物、韓国産たくあんなど7~8種類の具材をたっぷり巻き込んだヘルシーなキンパは、韓国でも人気のスタイルです。「野菜を細かく刻んで入れることで、ザクッと歯ごたえのある食感に仕上げています」とオーナーのジョン・チオンさん。

現在キンパは、野菜とハム、韓国おでん(練り物)を巻いた「オリジナル」、しっかりと味付けした牛肉が入った「プルコギ」、甘辛く炒めた豚肉入りの「ジェユク」、「ツナ」、「チーズ」、「おでん」の6種類を販売。具材のひとつひとつに味が付いているので、何も付けずにそのままどうぞ。ご飯より野菜をはじめとした具材の分量が多いので、想像以上に軽く、1人で1本ペロリと食べられます。


キンパと並んで店の看板メニューとなっているのは、「トッポギ」。“トック”と呼ばれる棒状の餅と野菜を、コチュジャンベースの甘辛いソースで味付けしたもので、キンパとの相性は抜群です。キンパにこのソースをちょっと付けて食べるのもおいしいのだとか。ほか、ご飯の上に、プルコギや豚肉炒めをのせた丼スタイルの「カップパプ」や「韓国ラーメン」、夏場は「韓国冷麺」も販売します。
15時からは、「海鮮パジョン(チヂミ)」や「チャプチェ」「イカ炒め」なども注文可能。店舗の状況によっては対応できないこともあるので、電話での事前注文が確実です。18時以降は、完全予約制でお任せのコース料理も提供(3人以上/1人3000円~)。キンパやトッポギはもちろん、メニューにはない韓国料理も味わえます。


「韓国では、公園など外に出かけるときに、キンパを作って持って行くのが定番なんです。日本でいうおにぎりのような感覚かもしれません」。とジョンさん。吉野ケ里歴史公園のそばに出店したのは、同じようにキンパを持って出かけてほしいという思いから。手を汚さず、パクッと食べられるキンパ、夏のお出かけのお供にいかがでしょう。(岩永真理子)


※新型コロナウイルスの影響により、営業時間や休みが変更になる場合があります
DATA
KIMBAPYA(キムパプヤ)
住/吉野ヶ里町田手1767-20-3
電/070-3963-7113
営/11:00-18:00
休/木曜+不定 ※祝日は営業、翌日休み
駐/あり
HP/https://www.kimbapya.com
IG/kimbapya