2人展で「木と紙」をテーマにした作品を展示する松尾栄太郎さん(左)と川島源次郎さん=唐津市七山のA3ギャラリー

 木工作家の川島源次郎さん(44)=吉野ヶ里町=と、現代アート作家の松尾栄太郎さん(45)=京都市=の2人展が17日から、唐津市七山の「A3ギャラリー」で開かれる。木と紙の二つの素材による作品群で、インスタレーションのような展示空間を味わえる。7月30日まで。

 2人は長崎県波佐見町出身で、中学の同級生。2007年にドイツのロストックで開かれた展覧会以来、2人の作品が会する。

 松尾さんに感化されて芸術の世界に飛び込んだという川島さんは木工5点を出品。「珠積み」は数珠をイメージし、高さ約2メートルにわたり大小の球体が重なる。「空を漕ぐ」は天井と床をつないで3本の柱のように並び、その間から松尾さんの和紙作品が垣間見える。川島さんは「2人展ならではのインスタレーションになった」とほほ笑む。

 松尾さんは和紙や雑誌などを使った作品を展示。七山に滞在中にコンテナを和紙にプレスしてかたどった「地表」、木版画をピースのように組み合わせ1枚の作品にした「時間の層」などが並ぶ。「素材として木版画を使ってみたかった。平面でも意識は立体で作っている」と松尾さん。「作品同士で会話をするぜいたくな時間になった。空間の変化も楽しんでほしい」と話す。

 入場無料。営業日は月、火、金、土曜。18日午後5時から作家と交流できるパーティー(千円)、7月2日午後4時からは2人のトークと交流会(要予約、2千円)を楽しめる。作品購入時の割引券にもなるA3チケット(1枚500円相当)を販売し、今回の交流会も現金払いより500円お得に楽しめる。(横田千晶)