九州地区盲学校弁論大会で、優秀賞に選ばれた渕野陸来さん=佐賀市の佐賀県立盲学校

 第37回九州地区盲学校弁論大会が、オンラインで開催された。九州各県の盲学校や視覚特別支援学校の10校から出場した中学部と高等部の18人が熱弁を振るった。佐賀県立盲学校(佐賀市)の高等部保健理療科2年の渕野陸来(りく)さんが優秀賞、中学部3年の平山珠理さんは優良賞にそれぞれ選ばれた。

 制限時間は7分間で、自身の経験や日常生活での気づきなどを踏まえて論じた。内容や話し方、聞いている人の反応などを評価し、中学部と高等部から最優秀賞、優秀賞、優良賞を1人ずつ選んだ。

 渕野さんは、中学部に進んだ頃から目が不自由な自分と周囲とを比べ、「何で自分だけがつらい思いをしなければ」と落ち込む日が増えたことを明かした。家族にも思ったことを言えなかった思い出を振り返りつつ、「勇気を持って相手に気持ちを伝えられるよう、自分を変えていきたい」と決意を語った。

 大会は2年ごとに開かれ、前回は新型コロナウイルスの影響で中止になっていた。オンラインでの開催は初めてで、10日に行われた。(小島発樹)