「ドンキにはなぜペンギンがいるのか」(c)谷頭和希/集英社新書

 「チェーンストアは、世界を均質化するために地方の歴史や個性を破壊している」という否定的な意見に疑問を抱いた著者が、あるチェーンストアに注目する。特異な存在感を放ち、32期連続増収を続ける「ドン・キホーテ」、通称“ドンキ”だ。

 まるでジャングルのように陳列された商品、耳に残る音楽、店内のいたるところで目にするペンギンのキャラクター…まさに個性の塊だ。

 著者自らが各地の店舗を巡り、さまざまな視点からドンキ、そしてチェーンストアを考察。果たして、チェーンストアは世界から多様性を失わせているのだろうか。ドンキ巡りで見えてきた日本の都市の今、そして未来の姿とは。(集英社/924円)

(コンテンツ部・池田知恵)