県議会一般質問に対する答弁で3選出馬を表明する山口祥義知事=15日午前、佐賀県議会

 佐賀県の山口祥義知事(56)は15日、6月定例県議会の一般質問に対する答弁で、任期満了に伴う県知事選(12月1日告示、18日投開票)に、3選を目指して立候補すると正式に表明した。

 山口知事は県議会答弁で、県医師会、県歯科医師会、県薬剤師会、県看護協会の4師会や市長会、町村会から3選への出馬要請を受けたことを「重く受けさせていただく」とした。その上で「県民の皆さまと共に、世界に誇れる佐賀県を実現するために、年末の佐賀県知事選挙に再び挑戦する決意をさせていただきました」と述べた。

 山口氏は埼玉県出身で、東京大法学部卒。1989年に自治省(現総務省)に入省し、過疎対策室長や長崎県総務部長、大学教授などを歴任した。2015年の知事選で自民、公明両党の推薦候補らを破って初当選。18年の知事選では自公の推薦を受け、共産党推薦の新人との一騎打ちを制して再選した。(栗林賢)