手を上げてドライバーに道路横断の意思を示す「ハンドサイン」を周知しようと、鳥栖署はバレーボール女子・Vリーグ1部の久光スプリングスの選手を「ハンドサイン大使」に任命した。横断中の歩行者が巻き込まれる交通事故の撲滅を目指す。
委嘱式が11日に鳥栖市のフレスポ鳥栖で開かれ、石井優希選手、中川美柚選手、平山詩嫣選手が代表で出席した。3人は女性警察官の制服を着て登場し、同署の樋口勝馬署長らから委嘱状とたすきを受け取った。交通講話では署員が「手を上げるだけでなく、運転手の目を見て横断の意思を示すことが大切」などと説明。3人は模擬横断歩道でハンドサインを実践した。
石井選手は「目を見ることはバレーでも意思疎通を図るために大切なこと」、中川、平山両選手は「譲り合いの心があれば事故は防げるので、率先してハンドサインをしたい」と語った。(井手一希)