佐賀市富士町の空き家。市では子育て世帯を対象に空き家の改修、建て替え費用の助成額を増額した(提供)

 佐賀市は本年度から、市北部の中山間地にある空き家の改修、建て替え費用の助成制度(費用の2分の1以内)に関して、中学生以下の子どもを含む住人に限り、上限額をこれまでの50万円から100万円に増額した。子育て世帯の中山間地域への移住を促す狙い。

 佐賀市は、市内北部の山間地域の空き家を活用し、所有者と利用希望者をつなげる「空き家バンク」制度を運営している。空き家は築年数が100年を越える家もあり、居住するには多額の改修費用が必要なケースもあることから助成制度を設けていた。

 担当課によると、2019年度から21年度の空き家バンクの成約件数は6件で、うち助成制度を利用したのは3件。

 中山間地域活性化のため市が10年ごとに策定している「佐賀市過疎地域持続的発展計画」の見直し作業が昨年行われた際、会議の中で「将来を担う子育て世代の呼び込みの強化がさらに重要だ」との意見も出されたことから、助成金額の改定を行った。(中島野愛)