宮崎大学の中村周作教授=佐賀新聞社(2018年撮影)

 佐賀市の弘学館中・高で地理を教えていた宮崎大学教育学部の中村周作教授が、アサヒグループ学術振興財団から食・生活研究賞を受けた。

 同財団は「食・生活」と「環境・サステナビリティ」の分野で、研究者4人に研究賞を授与した。同賞は過去5年間に同財団が助成した研究者から、業績や社会への貢献度を基準に選んだ。

 中村教授は「日本における伝統的飲食文化の展開とそれらを活用した地域振興」をテーマに、佐賀を事例に消滅の危機にある伝統的飲食文化を地理学の視点から研究した。「地域伝統の飲食文化を保存・伝承することが、地域振興・地方創生という社会課題の解決の一助となる示唆を与えている」として受賞に至った。

 同財団は1984年設立。これまで780人の学術研究者に5億5千万円以上を助成してきた。研究賞の実施は20年ぶり。

 4月に中村教授が「日本における伝統的飲食文化の展開とそれらを活用した地域振興」のタイトルで開いた受賞記念講演の動画は、同財団の公式サイトで公開されている。(花木芙美)