福岡地裁(共同)

 九州電力元社員の男性が中皮腫で死亡したのは、発電所での業務でアスベスト(石綿)を吸引したのが原因だとして、福岡県などに住む遺族が13日、九電に約4400万円の損害賠償を求め、福岡地裁に提訴した。

 弁護団によると、男性は1969年から40年余り、九電やグループ会社に勤務。福岡、佐賀、長崎各県の火力発電所4カ所で発電設備の運転、補修、巡視に当たった。退職後の2020年1月、悪性胸膜中皮腫で死亡した。

 ボイラーなどを覆う保温材に石綿が含まれ、据え付けや取り換えの際、粉じんを吸ったのが死亡の原因と主張している。(共同)