食品の値上げや原油価格の高騰などで、佐賀県内の学校給食の現場にも影響が出ている。小麦や油などの値上げが続く中、給食費は値上げせずに限られた予算の中で栄養価を維持するため、材料や調理法を工夫しながら厳しいやり繰りを強いられている。

 食用油は昨年から少なくとも値上げが4回続いており、小麦はウクライナ情勢などの影響で輸入小麦が4月から平均17・3%上昇。タマネギは最大産地の北海道産の不作などが響いて高値が続いている。