オスプレイ配備計画に関する質問に答弁する坂井英隆佐賀市長=佐賀市議場

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関し、佐賀市の坂井英隆市長は13日、佐賀市議会一般質問で市の主体的な情報発信について問われ、「(佐賀市が当事者となる)次なる事前協議の際、県に住民説明会の開催を求めるとともに、情報発信についても検討したい」と答弁した。

 山下明子議員が、市が主体性を持ち積極的な情報収集や主体的な情報発信をすべきとの立場で質問した。県と漁協などが行う意見交換会の内容などに関して、池田一善副市長は「(担当課が)直接聞き取りに出向くなど情報収集に努めている」とした一方、暫定配備されている木更津駐屯地(千葉県)のオスプレイの訓練状況については「木更津市から聞き取りなどによる情報収集は行っていない。防衛省から報告を受けている」と答えた。

 議員は、市のホームページ上にある「佐賀空港の自衛隊使用」の項目で、約4年前の2018年7月の小野寺五典防衛相(当時)との面談内容が最後で更新されず、県の論点整理のリンクも張られていないことも指摘した。

 質疑後、市はリンクを張るなどホームページを更新した。(川﨑久美子)