贈られたメダカを観察する児童たち=伊万里市の立花小

 伊万里市の社会医療法人謙仁会(山元章生理事長)は本年度、市内の小学校にメダカを贈る取り組みをしている。子どもたちに生き物の世話を通して命の大切さを学び、思いやりの心を育んでもらうことを目的にしている。

 メダカは二里町にある介護老人保健施設「ケアポート楽寿園」で飼育するものを分けている。施設ではコロナ下で面会が制限された1年半前、利用者の癒やしになればとメダカを飼い始めた。大きな水槽に30匹いたのがどんどん増えて数百匹になり、希望する小学校に提供することにした。

 6日には立花小に60匹を贈り、理科の授業でメダカの観察をする5年生の3クラスに水槽を置いて泳がせた。自宅でメダカを飼っている福田徠琉(らいる)君は「学校でもメダカを見ることができてうれしい。友達と大切に育てたい」と話していた。

 謙仁会では介護職の人材獲得につなげようと、地元の小中学校と交流して福祉への関心を高めてもらう試みをしている。(伊万里・有田支局 青木宏文)