防災士の溝上良雄さんの話をメモする児童=佐賀市の中川副小

南部消防署の大中一史さんから胸骨圧迫の仕方やAED使用方法を学ぶ児童と保護者=佐賀市の中川副小

 災害時の安全な行動を親子で学ぶ防災教室が12日、佐賀市の中川副小であった。防災士や消防署員が大雨の際の対応や心肺蘇生法について説明し、参加者は真剣に耳を傾けながら「もしもの備え」への理解を深めた。

 県防災士会の溝上良雄さんが、2019年の佐賀豪雨で水に漬かった川副町の様子を写真で示した。大雨の場合は一緒にいる大人の指示に従うことを子どもたちに促し、外に出ないで2階など高い場所に避難する方法も解説した。

 浸水時の道路のマンホールが外れる危険性なども指摘した。6年の合原心愛(ごうはらここな)さんは「川副にも多くの危険があることが分かった。自分や家族の身を守るための行動をしたい」と災害時の意識を高めた。

 心肺蘇生法実習では、南部消防署の大中一史さんが胸骨圧迫の仕方やAED(自動体外式除細動器)の使用方法を紹介した。参加した竹下万記子さん(43)は「冷静にできるか心配。反復を重ねたい」と、救命措置の手順を確認していた。(樋口絢乃)