災害時に指定河川の氾濫が目前に迫ったことを伝える「氾濫危険情報」の運用について、気象庁などは13日から、急激な水位上昇で3時間以内に氾濫する可能性がある水位になった場合に発表するよう変更する。近年の局地的豪雨を踏まえ、予測段階での発表によって住民に早期の警戒や避難を促す。

 氾濫危険情報は、5段階ある洪水予報のレベル4に当たり、河川がいつ氾濫してもおかしくない状態。レベル5の「氾濫発生情報」の前段階になる。国は自治体からの避難指示が発令されていなくても、自主的な避難を求めている。

 氾濫危険情報はこれまで、実際に観測した水位が氾濫危険水位に達した場合に発表していた。佐賀地方気象台の平山久貴防災管理官は「雨の降り方次第で予測値は時間とともに変わる。最新の情報を常に確認してほしい」と呼びかける。

 武雄河川事務所によると、県内で予報が出される指定河川は松浦川、徳須恵川、厳木川、六角川、牛津川、嘉瀬川の6河川になる。氾濫危険情報は2019年の佐賀豪雨では、嘉瀬川以外の5河川、21年の記録的大雨でも六角川、牛津川、厳木川で発表した。(樋口絢乃)