江里山の棚田で田植えを体験する九州大地域政策デザインスクールの関係者ら=小城市

 九州大地域政策デザインスクールの関係者がこのほど、小城市の「江里山の棚田」で田植えを体験した。同スクールが市に「江里山たなだ部」を提言して昨年から活動が始まったのを縁に、約20人が農作業に汗を流した。

 高齢化などで耕作放棄地が増える棚田の維持、保全のアイデアを探ろうと、市職員らが3年前に同スクールに参加。提言を受け、中高生が休耕田を活用して農作物を栽培するたなだ部が誕生した。

 取り組みは同スクールでも関心が高く、田植えに参加した卒業生の吉田真さん(福岡市)は「現在の受講生や卒業生、フェローが実際に江里山を訪れてみることになった」と話す。参加者は雨が降る中、江里山地区で棚田地域活性化コーディネーターを務める阿南喜房さんらの手ほどきを受けながら慎重に苗を植え付けた。

 参加者は秋の稲刈りも訪れ、「棚田キャンプ」を計画しているという。(市原康史)