協力してビワの実をちぎる子どもたち=多久市東多久町納所

ちぎったビワの皮をむく子どもたち=多久市東多久町納所

 多久市の義務教育学校・東原庠舎(とうげんしょうしゃ)東部校の5年生が8日、東多久町納所(のうそ)でビワを収穫した。もぎたてを味わい、「とっても甘い」と特産品に舌鼓を打った。

 地域の産業を学ぶ一環で約30人が田渕厚さん(72)のビワ畑を訪れた。田渕さんや納所里づくり委員会のメンバーが、ビワの実は下向きになることや「左右か上の方向にちぎる」といった収穫のコツを説明した。

 子どもたちは、虫や鳥から守るために2、3個ずつ袋がけされた実に手を伸ばし、丁寧にちぎった。高い所にある袋は「ひっかけ棒」を使って枝を下ろし、収穫した。袋を破って黄色く熟れた実が飛び出すと目を丸くし、その場で皮をむいておいしそうにほおばっていた。

 田渕さんは「大人に成長しても、ビワの季節になったら地元の味覚を思い出してほしい」と目を細めた。(市原康史)