「新緑のトンネル抜けて昇開橋」

 先日テレビで、どぶろっくさんが紹介されていたので、徐福サイクルロードを通って見上げた昇開橋には、「えつのぼり」が元気に泳いでいました。

 さて今回は、認知症の予防について大切なことをご紹介します。

 (1)食事:野菜をしっかり摂取しましょう。抗酸化作用があります。また、運動に必要な筋肉のもととなる、タンパク質もとりましょう。魚や肉、牛乳、卵などに含まれます。また認知症のリスクとなる、高血圧や糖尿病に対する食事療法も大事です。

 (2)運動:ウオーキングなどの適度な運動は、脳の中でも前頭葉の活性化に有用です。またこれから梅雨の時期に入り、外出が困難なときは、私の外来では座ってできるNHKのテレビ体操を患者さんらにはおすすめしています。(なお(1)(2)の食事と運動、「健康習慣」については、ぜひ本紙の鎌田實先生のコラムも参照されてください)

 (3)公民館:認知症研究において、文化・芸術的活動は認知症の予防や進行抑制に効果があるとされています。また独居で人との会話がなく、家に閉じこもりになっていると、認知機能の低下だけでなく、脳卒中の発見も遅れます。

 ではいろんな人とお話ができ、文化や芸術、運動などのサークル活動ができる場所はどこか? ぜひみなさま、地域の公民館へ足を運んでみてください。そこでの人との和や活き活きした活動が、認知症予防につながります。

 認知症の相談窓口として佐賀市を例に挙げると、中学校区ごとに「おたっしゃ本舗」さんがおられ、お近くの公民館からもご紹介いただけます。ぜひ地域の公民館でのいろんなサークル活動や認知症教室などを通じて、「ゼロ認知症」ではなく「ウィズ認知症」の優しい社会づくりが広がっていければと思います。

 (JCHO佐賀中部病院 脳神経内科・リハビリテーション科 部長 南里悠介)