みやき町天建寺に築100年以上の古民家がある。そこは、町が土地・建物を持ち主から譲り受け、地域住民らの意見や要望を集約し、地域交流拠点、憩いの場として2019(平成31)年に運用を開始した「持丸古民家」である。

 気軽に立ち寄れる地域コミュニティーの場で、農業体験や6次産業化の拠点として利活用され、中庭にはピザ窯も設置されている。

 玄関を入ると長い土間があり、昔ながらの家の造りを体感できる。1階は窓からすがすがしい風が吹き抜けて、ほっと一息つける心安らぐ場所である。

 嫁入り道具で使われたのだろう。「長持」もあり大変珍しい。狭い階段を2階に上がると和室があるが、鴨居(かもい)が低いので頭上に注意が必要である。

 初夏、黄金色の麦畑と広い青空の田園風景はとても素晴らしい。

 持丸古民家の開館日は月、金、土、日曜で利用時間は午前10時から午後4時まで。問い合わせは町産業支援課、電話0942(96)5545。

絵 城野紗貴=みやき町簑原

文 太田家良明=みやき町白壁