ドローン防除など活性化策が報告された「それぞれの中山間チャレンジプロジェクト」の推進会議=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピア

 佐賀県がJAや市町などと進める「それぞれの中山間チャレンジプロジェクト」の推進会議が8日、佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピアで開かれた。中山間地域での農業や農地の維持、農業所得向上に向けて2018年度から取り組んできた事例を報告した。最終年度となる本年度は、情報発信に力を入れることを確認した。

 JAなど農業関連団体の代表ら約20人が参加した。東松浦農業振興センターは、唐津市鎮西町石室集落で進めた事例を紹介した。農地の受け皿となる集落営農組織を育成し、もうかる農業を目指す新規品目として根深ネギ、サツマイモ「からゆたか」などを栽培した。共同作業だけでなく省力化のための機材を導入し、活性化のモデルになることを強調した。

 JAさがは、富士・脊振エリアでの所得向上対策として、コシヒカリより収量が多く食味は同等の水稲「にじのきらめき」を栽培したことを紹介、ラジコンやシートを使った除草対策にも触れた。藤津・鹿島エリアではミカン園地でのドローン防除を実施し、急傾斜で作業でき、労働力の軽減につながったことを報告した。

 県の担当者が、最終年度は成果報告やメディアを使った情報発信、事例集の作成といった事業を説明した。(大田浩司)