<Tora&Shika>

ジューシーな雲仙ハムとチーズの濃厚なうまみが楽しめる「焼きシフォン」(430円)。コショウの風味の後に、シフォンケーキとはちみつの甘さが広がる不思議な味わいがクセになりそう

 

 多良岳のすそ野を横断する多良岳オレンジ海道から少し上った山あいの田園地帯に、金・土曜日限定のカフェ「Tora&Shika(とらとしか)」がオープンしました。店を切り盛りするのは、そばの生産・加工・販売を行う「かしま自然農園」の奥正好さんとパートナーの濵地理沙さん。鹿島市飯田地区の自然豊かな環境で、自家生産のそば粉を使ったスイーツを提供しています。

 

 もともと福岡市でWEBサイトの制作やネットコンサルなどの仕事をしていた奥さん。あるクライアントに「農業をやる気はないか?」と飯田地区を紹介され、多良岳や有明海を見渡す景色の素晴らしさに感動。子どもの頃から農業や田舎暮らしに憧れていた奥さんは、一念発起して鹿島への移住を決意しました。

 平日はそば栽培に従事しながら、週に2日間限定でカフェをオープン。食事系の調理は奥さんが、スイーツは濵地さんが担当します。自家栽培のそば粉を100%使ったシフォンケーキは、ほのかに感じるそばの風味と、小麦粉や米粉とも違う独特の食感が特長。シフォンケーキにたっぷりの生クリームと地元産フルーツをサンドした「フルーツシフォンサンド」や、リベイクしたシフォンケーキで「雲仙ハム」とチーズをサンドし、はちみつとこしょうをかけた「焼きシフォン」などのアレンジメニューも人気です。「塩そばプリン」は、なめらかな食感のプリンに、ローストしたそばの実と塩をトッピングしたオリジナルメニュー。そばの実の香ばしい風味が、甘くてトロトロのプリンとよく合います。香り豊かな「そば茶」(300円)と一緒に味わいましょう。

 

 現在シュークリームや焼き菓子などの新メニューを開発中で、ガレージを改装したテラス席などイートインスペースも拡充していく予定。近隣の道の駅やネットでの販売など、そば粉やスイーツの販路も広げたいと考えています。「そばスイーツの魅力と、この場所の素晴らしさを多くの人に知ってほしいですね」と話す奥さんと濵地さん。山あいの田園地帯にたたずむ小さなカフェから、二人の夢が広がっていきます。(久保禎一)

 

地元産フルーツをぜいたくに使った「フルーツシフォンサンド」(400円) ※写真のイチゴは終了、6月末まではみかんを使用

 

ローストしたそばの実を好みでトッピングしながら食べる「塩そばプリン」(300円)。クリーミーなプリンと、そばの実のザクザクとした食感を楽しんで

 

こぢんまりとした店内にはイートインスペースもあり。予約でそば打ち体験もできる(料金や人数など応相談)
農家の一角を改装したカフェ。店舗前の椅子に座り、田園風景を眺めながらの食事も楽しめる。店舗前の道が狭いので、車が大きい場合は気を付けて!

 

店主の奥正好さんとパートナーの濵地理沙さん。農作業やスイーツ作りなど、二人三脚で鹿島の生活を楽しんでいる
 

※新型コロナウイルスの影響により、営業時間や休みが変更になる場合があります

DATA

住/鹿島市飯田丙352-3
電/0954-60-5252
営/金、土曜12:00-17:00
休/日~木曜
駐/5
IG/toratoshika.soba
他/そば粉100%グルテンフリーのシフォンケーキ 300円

 

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