6月定例佐賀県議会は9日開会し、県は原油価格・物価高騰対策などを盛り込んだ43億6254万円の一般会計補正予算案など27議案を提出した。県産の園芸ブランドで不正流出や盗難が相次いだことを受け、知的財産保護の機運を高めるための条例案を上程し、山口祥義知事は「県民がこぞって知的財産を理解し、尊重する意識を持つことが重要」と啓発を呼び掛けた。

 名称は「県知的財産を大切にし、みんなで守り、育て、新たに生み出す条例(案)」。県産の園芸ブランドを巡っては、ミカンの「にじゅうまる」やイチゴの「いちごさん」について、不正な栽培や販売、苗の盗難が続いている。山口知事は議会の提案事項説明で「お願いされると、つい『善かれ』と応じる佐賀県民の気立ての良さが、思わぬ知的財産の流出につながってしまう恐れもある」との認識を示した。