今夏、夏休みにプールを開放する小学校は佐賀市内35校中、2校-。7日始まった佐賀市議会一般質問で、こうした答弁があった。学校に聞き取りをした市教委は、監視員不足や熱中症の危険性、新型コロナウイルス禍など、複合的な要因があるとみている。

 宮﨑健議員が、開放の予定を尋ねた。中村祐二郎教育長は、開放するのは2校のみで開放しないのが31校、検討中2校と答弁した。

 市学校教育課によるとプール開放は、PTAと学校の協議で決まる。理由で最も多かったのは「監視員の確保」という。共働き家庭が多く平日に休みが取りづらい上、監視員を雇うと保護者の費用負担が発生する。保護者に監視員をお願いする場合も「万が一事故が起きた場合、当日の保護者に負担を負わせられない」との理由も多かった。

 猛暑日が増えた暑さの問題や急に荒天となる日もあるなどの安全確保の課題、プールを開放しても「数人しか来ない」というレジャーの多様化の実情もあった。新型コロナの影響が減少に拍車をかけたという。

 今後の対応について、中村教育長は「PTAと学校の判断を尊重する立場で考えていきたい」と答弁した。(川﨑久美子)