斉藤鉄夫国交相(左から2人目)に提案書を手渡す山口祥義知事=東京・霞が関の国交省

 佐賀県の山口祥義知事は7日、斉藤鉄夫国土交通相と面会し、佐賀空港の滑走路を2千メートルから2500メートルに延長することを認めるよう要望した。斉藤氏との面会は、国交相就任後は初めて。山口知事によると、面会で西九州新幹線や整備方式を協議している新鳥栖―武雄温泉間への言及はなかった。

 面会は15分ほどで冒頭以外は非公開。面会後に山口知事が記者団の取材に応じた。

 知事によると、コロナ禍前の2018年度で国際線利用者数が滑走路2千メートル空港で全国1位、3千メートル空港の長崎、熊本、大分より多いことを強調した。用地は確保済みで、広域災害時の拠点や北部九州の航空貨物ニーズに対応することなどを説明した。斉藤氏は滑走路延長について「検討する」と応じたという。

 山口知事は「佐賀県民だけでなく九州全体で活用されている空港なので、滑走路延長を柱として要望した」と語った。新幹線に関する言及について「全くなかった。話題にもならなかった」と述べた。

 国交省のほか、文部科学省、内閣府(少子化対策)、農林水産省、資源エネルギー庁、法務省などに、有明海再生や半導体産業基盤の強化、治水対策などを提案した。(山口貴由)