佐賀県内のいじめの状況などを共有した県いじめ問題対策連絡協議会=佐賀市の佐賀バルーンミュージアム

 佐賀県いじめ問題対策連絡協議会が6日、佐賀市で開かれた。会員制交流サイト(SNS)を悪用したいじめについて県内の状況が報告され、情報モラル教育などの対応を共有した。

 2020年度の県内小中高などでのいじめ認知件数は、過去最多の4930件。児童生徒向けのアンケートの内容を回答しやすいように見直したところ、前年度の約3・7倍に増えた。

 会合では出席した小中高の校長らが協議し、児童生徒に1人1台の端末を配備する国の「GIGAスクール構想」を巡り「既に端末を使ったいじめがあった」との声があった。また「被害は目に見えにくいが、子どもたちは何らかのサインを出している」とし、SNSのいじめを調査や面談などで早期に発見する重要性を指摘した。

 情報モラル教育や、県弁護士会が小中学校を対象に実施している派遣授業を対応策に挙げた上で、「早い段階で法に触れる行為を教えていくことが未然防止につながる」との意見もあった。(円田浩二)