受賞のあいさつをする徳永奈津子代表=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

 鍋島家の支藩や親族の子孫らでつくる「鍋島家ゆかりの会」(会員38人)は5日、文化奨励賞の授与式を佐賀市の佐賀城本丸歴史館で開いた。「古儀茶道藪内流佐賀教室」の徳永奈津子代表が受賞した。

 同会は講演会や音楽会などのチャリティーイベントを展開し、収益の一部を活用して佐賀県内の文化芸術活動に貢献する個人・団体を表彰している。藪内流は主に武士の間で広まった「武家茶」で、420年ほど前に京都から佐賀藩に伝わったという。幕末以降は途絶えていたが、徳永代表が復活させて10年にわたり普及活動を行ったことが評価された。

 式典で同会の鍋島英幸会長から賞状を受け取った徳永代表は「こんなすてきな賞をいただいて、『もっと頑張ろう』という気持ちが湧いてきた。多くの人たちに佐賀の藪内流を知ってもらいたい」と笑顔で語った。立礼席の記念茶会も開かれ、参加者は藪内流のお点前を楽しんだ。(伊東貴子)