鉄道・運輸機構の職員(左)から説明を受けながら、ホームを見学する参加者=嬉野市の嬉野温泉駅

 九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線)の今秋開業を前に、身体障害者でつくる団体などが2日、武雄温泉駅(武雄市)と嬉野温泉駅(嬉野市)を見学した。だれもが使いやすいユニバーサルデザイン(UD)に基づき設計されたトイレやコンコースなどの使い勝手を、当事者の視点から確かめた。

 両駅舎は、鉄道・運輸機構が県内の福祉団体などの意見を取り入れ、体が不自由な人やお年寄りなども使いやすいように設計。大きく見やすい案内板や、水平部が長く乗り降りしやすいエスカレーター、オストメイト対応のトイレ、授乳や休憩に使える多目的室などを備えている。

 障害者団体のほか、老人クラブや子育て支援団体などから約25人が参加し、機構の職員から説明を受けながら設備を見て回った。盲導犬を伴い参加した県視覚障害者団体連合会の蓮尾和敏会長(72)は「切符売り場やホームドアにも点字で表示があるなど、目の不自由な人への配慮を感じた」と感想を話し、「実際に開業してからは、介助をする駅員の配置などが大切になってくる」と指摘した。(山口源貴)