個展を開く諸江和美さん=佐賀市のシルクロ

 画家の諸江和美さん(48)=佐賀市=が、同市松原のギャラリーシルクロで個展を開いている。響き合う鮮やかな色彩に心が躍る絵画28点と、笑顔を運ぶにぎやかな布作品が並ぶ。12日まで。

 絵画は厚手の紙にアクリル絵の具で描画し、筆の柄で削って画肌に変化を持たせている。水彩絵の具も使った「さようなら」は、重なり合う色の美しさが胸に迫る。南国の果実が寄り添っているようにも見える「おしゃべり」は、自由な造形と落ち着いた色彩が独特のバランスで魅力を放つ。

 手ぬぐいやブローチなど、布を使ったグッズも展開する。ユーモラスな顔を大胆に縫い付けたハンカチシリーズは、「相手の口元が見えないマスク生活の中で、口を出したいと思って作った」という。

 諸江さんは「今まで描いたことのないような絵ができたらという気持ちで筆を運んだ。実験のように、わくわくする思いを大事にしている」と話す。月曜休廊。(花木芙美)