佐賀県内を舞台に2024年に開催する国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向け、建設が続く「SAGAアリーナ」(佐賀市日の出)は、23年春のグランドオープンまで1年を切った。一帯のSAGAサンライズパーク整備では、別々に管理されてきた県の施設と佐賀市文化会館の施設駐車場を共用化し、有料にする方針が示された。この理由を尋ねる声が佐賀新聞「こちら さがS編集局」(こちさが)に寄せられた。背景や料金設定の考え方を取材した。
県SAGAサンライズパーク整備推進課によると、施設駐車場の利用を巡り(1)駐車場の空き状況が把握できないため、駐車場内や周辺で混雑する(2)施設利用者以外の「目的外駐車」がある-といった課題があったという。
この課題に対し「ハードとソフト両面から改善策を検討している」(同課)。一連の工事が始まる前、県が管理していた駐車場台数1350台は23年以降も同程度を確保する。佐賀市が管理する駐車場は500台から400台となる。