2024年の国民スポーツ大会などについて意見を交わしたSSP構想推進協議会の幹事会=佐賀市の県市町会館

 佐賀県が進める「SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想」の推進協議会は3日、幹事会を佐賀市の県市町会館で開き、中学高校の部活動など県内のスポーツ環境について意見を交わした。

 県の担当者がSSP構想の現状を報告し、協議会会長を務める山口祥義知事が「SSPという言葉もなじんできた。(2024年に県内開催の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向け)ハード整備も大きく進んでいる。この投資を生かすためにこの構想がある」と話した。

 意見交換では、女性アスリートに関し、女性特有の問題を抱えた際の窓口が少なく、「県内に女性アスリート外来をつくってはどうか」という意見が出た。山口知事は「全面的に応援する」と応じた。中学や高校の部活動で出場機会の少ない選手が他の競技と兼務して部活動ができないかという提起もあり、対策を求める声が上がった。

 同日には県スポーツ協会の理事会が開かれ、21年度の事業報告や決算報告など5議案が承認された。鳥栖市に開設した中高生のアスリート寮や、昨年春にがんで亡くなった柔道五輪金メダリスト古賀稔彦さんの顕彰事業などが報告された。(中村健人)