中心市街地を歩いてさまざまなものの位置を調べる参加者=佐賀市唐人

まちなかを歩いてさまざまな物の場所を調べる参加者=佐賀市白山

 街中を歩いて見つけたさまざまな情報をインターネット上の地図に入力するワークショップが、佐賀市であった。子どもを含む約30人が参加して市内の中心市街地を住民目線で調べ、ITの活用を通して市民が社会の利便性の向上に貢献する「シビックテック」に触れた。

 参加者は佐賀商工ビルを拠点に、エリアごとに四つのグループに分かれて中央大通り周辺を調査した。モニュメントやベンチ、マンホール、自動販売機、公衆電話ボックスなどの位置を確認し、紙の地図に書き込んだ。調査後、誰でも自由に編集できるネット上の地図の共同作成プロジェクト「オープンストリートマップ」に集めた情報を加えた。

 参加した小学5年の女児は「いつも通る道でも、こんなものがあったんだと気づいて面白かった。ネットの地図に書き込むのもクリエーターみたいで楽しかったし、間違った情報は書けないから責任重大でドキドキした」と目を輝かせた。

 AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)技術などを活用して中心市街地の利便性向上を図る市の「SAGAスマート街なかプロジェクト」の一環で、2回目のワークショップとして5月28日に開かれた。同様の取り組みは「マッピングパーティー」とも呼ばれ、手軽なシビックテックの活動として各地で開かれている。(志垣直哉)