国土地理院地図に加筆、市役所付近で海抜22メートル、鳥栖小で13メートル

 鳥栖市元町は、江戸時代は瓜生野(うりゅうの)村で、南北に長く、中央に轟木川がくねくねとうねりながら流れている町区です。瓜生野という地名は、漢字では「瓜が生まれる野」と書いています。

 「瓜」でまず思い浮かぶのが胡瓜(きゅうり)です。現在、私たちが目にする胡瓜は、短くて真っすぐなものが多いようですが、昔は長いのも短いのも、太いのも細いのもいろいろあり、多くがくねっていました。

 ということから、「瓜生野」は轟木川の様子をくねった胡瓜になぞらえて付けられた地名ではないか、とも考えられます。

 瓜生野は古地名も含めて全国に10カ所ほどあり、遠里小野(おりおの)や折尾(おりお)へと変化、あるいはそれらから瓜生野へと変化したようです。

 地名辞典では「降りる尾」と解釈、「丘から平地へと降りる場所」に多い地名とされています。地名から、そこの土地柄がさまざま考えられます。(「鳥栖市誌第3巻」参考)

(鳥栖郷土研究会会長・藤瀬禎博)