佐賀県立学校で発生したいじめに関し、県教育委員会の落合裕二教育長(左)から諮問を受ける県いじめ問題対策委員会の富吉賢太郎委員=佐賀県庁

 佐賀県教育委員会は2日、県立学校でいじめの重大事案が発生したと発表した。県教委は同日、いじめ防止対策推進法に基づき、有識者らで構成する第三者委員会「県いじめ問題対策委員会」(委員長代理・富吉賢太郎佐賀清和学園理事長、8人)に調査と調査結果を踏まえた対処の在り方について諮問した。

 県教委などによると、生徒2人が2021年度、SNS(交流サイト)への書き込みや言葉のやりとりでトラブルとなり、互いに嫌な思いをしたため、1件ずつ計2件のいじめを認知した。生徒のうち1人は30日以上の欠席があり、1件をいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」とした。特定につながるとして生徒の性別や学年、学校名などは公表していない。

 21年度に学校が実施したアンケートや聞き取り調査で判明した。現在はいじめは続いていないという。

 委員会は非公開で、事務局が学校の調査結果などを説明した。今後も会合を開き、県教委への答申をまとめる。

 いじめの疑いで不登校になるなど、県内で重大事態が発生したケースは2013年の法施行以降で6例目になる。(円田浩二)