ソプラノ歌手の西村晴子さん(提供写真)

ピアニストの中島彩知可さん

 佐賀市のソプラノ歌手西村晴子さんと同市のピアニスト中島彩知可さんが12日午後2時から、同市柳町の浪漫座で「味彩コンサート にっぽんのうた」を開く。明治から昭和期の日本語曲で、美しい日本語と胸を打つメロディーを今に伝える。

 明治34年から昭和48年に作曲された16曲を、西村さんが年代順に並べて歌う。中島さんはピアノソロで「さくらさくら」と「赤とんぼ」を演奏する。

 野口雨情が作詞した「コガネムシは金持ちだ」のフレーズが印象的な童謡「黄金虫」など、歌の背景や意味を読み解きながら歌を聞かせる。山田耕筰の編曲で知られる「荒城の月」は、横山真一郎が編曲したバージョンで新鮮に歌い上げる。言葉の響きの面白さを生かした北原白秋の「かんぴょう」や、リフレインが頭に残る「落葉松(からまつ)」など、日本人の心を育てた名曲が連なる。

 西村さんは「生で聞く機会が少なくなった楽曲もあるが、日本語とメロディーが美しい歌が日本にはたくさんある。それらを廃らせたくない」と語り、「私自身歌っていて楽しいので、きっと楽しんでもらえると思う」と自信をのぞかせる。

 開演前に佐賀市松原の京すしか旧福田家で食事も楽しめ、午前11時半から入店できる。前売り券は4500円(食事、浪漫座での1ドリンク付き。当日は千円増)。問い合わせは西村さん、電話090(8767)0799。(花木芙美)