石包丁作りに挑戦する親子=吉野ケ里歴史公園

石包丁作りに挑戦する親子=吉野ケ里歴史公園

 吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)で28、29の両日、竪穴住居に宿泊して弥生人の暮らしを体験するイベントが開かれた。佐賀県内外から参加した家族5組18人が、石包丁作りや土器を使った赤米の炊飯、田植えなどを体験し、弥生時代に思いをはせた。

 初日はスタッフの案内で園内を巡った後、貫頭衣の衣装をまとって石包丁作りに挑戦した。材料の石を砥石(といし)で削って角を取り、半円形の石包丁に仕上げていった。先端が刃になるよう角度を付けて削ってやすりをかけ、指を引っかけるひもを付けて完成させた。50分ほど作業した後は、石の粉で手が真っ黒になっていた。 

 土器で炊いた赤米やイノシシ肉の夕食をほおばり、夜のガイドツアーも楽しんだ。竪穴住居に泊まった翌日は、水田に赤米などの苗を植えた。

 佐賀市の目黒さつきさん(42)は「公園にはよく来るので、いつか竪穴住居に泊まってみたいと思っていた。日本の歴史に興味を持ち出した子どもたちも楽しんでくれてよかった」と家族4人でイベントを満喫していた。(江島貴之)