中林梧竹の臨書と竹画を収めた二曲びょうぶ=小城市立歴史資料館・中林梧竹記念館

 小城市立歴史資料館と中林梧竹記念館は、2021年度に収集した33件を展示紹介する「新収蔵品展」を開いている。市民から寄贈、寄託された作品が中心で、地元出身の書家中林梧竹(1827~1913年)の作品や歴史的に価値の高い資料などが並ぶ。7月17日まで。

 梧竹の作品は6点が市民から寄贈された。絵画的な要素を持つ金文といわれる書体の臨書と竹画を収めた二曲びょうぶや、亡くなる直前に描かれた朱竹画の掛け軸などを展示している。

 幕末の1867年から明治時代初期までの小城藩の会計に関する資料も紹介している。このうち「金銀当時帳」には、戊辰戦争において主力銃だった洋式銃「エンフィールド銃」100丁を1100両で購入したとする記述がある。

 旧小城藩士松田家が豊臣秀吉から拝領したとされる漆塗りの酒杯も公開。晴気天山社の祭礼資料など貴重な文献も見ることができる。6月25日午後1時から、市文化課職員による展示解説がある。

 問い合わせは小城市立歴史資料館、電話0952(71)1132。(市原康史)