佐賀錦の織り方の基本を会員から教わりながら実践する受講者=佐賀市松原の旧福田家

佐賀錦の織り方の基本を会員(左)から教わりながら実践する受講者=佐賀市松原の佐賀市歴史民俗館旧福田家

開講式であいさつする松本美紀子会長(左)=佐賀市松原の佐賀市歴史民俗館旧福田家

 伝統工芸「手織り佐賀錦」の後継者育成を目指す初心者講習会が、佐賀市歴史民俗館旧福田家で開かれている。全10回で、佐賀錦振興協議会の会員が見守る中、受講者が手織りの基礎を学んでいる。

 初回は24日にあり、20~60代の12人が受講。金箔(きんぱく)の和紙を細かく切った経糸(たていと)をへらですくって絹の緯糸(よこいと)を通す「平織り」の作業を行った。織った布は印鑑入れや財布に仕立てるという。中村あさみさん(32)は「佐賀にはこんなにすてきな織物があるので、まずは自分が知って広めていけたら」と語った。

 講習会は今回で26回目。同会は佐賀錦が佐賀県指定伝統的地場産品に指定された1993年に発足した。5月現在の会員は162人で、松本美紀子会長は「自分のペースで頑張ってもらえたら。佐賀錦の伝統を継承してほしい」と話した。(中島野愛)