佐賀県書道展が開幕し、初日から来場者でにぎわう会場=佐賀市の県立美術館

 佐賀県内最大の書の公募展「梧竹・蒼海顕彰第30回記念佐賀県書道展」(佐賀新聞社主催)が31日、佐賀市の県立美術館で始まった。文部科学大臣賞・大賞に輝いた德廣彩圭さん(佐賀市)の調和体「山村暮鳥の詩」など、前後期合わせて486点の優秀作が並ぶ。入場無料、11日まで。

 大賞受賞作をはじめ県知事賞に選ばれた森山南斗さん(佐賀市)の漢字「趙執信詩(ちょうしつしんし)」など特別賞を受けた作品と、顧問・審査会員の作品108点は通期で展示する。その他の作品は前期(5日まで)と、後期(7~11日)に分ける。前後期で各189点を並べ、墨と余白でつくる美の世界が堪能できる。

 30回目の開催を記念した展示「佐賀県書道展30年史」では、佐賀新聞書道展の名称で1993年に始まった第1回展からこれまでの歴史を振り返る。昨年夏に亡くなった元顧問の故野中瑛碩さん(同)の屛風(びょうぶ)も展示する。

 佐賀市の井上恵子さん(45)は、優秀賞を受賞した娘の日陽(ひよう)さん(佐賀北高3年)と同校で書道を教える德廣さんの作品を見に訪れた。娘の躍動感あふれる書に目を細め、「会場の凛(りん)とした空気に背筋が伸びる。娘から新たな世界を教えてもらった気持ち」と話した。

 問い合わせは佐賀新聞プランニング内の県書道展事務局、電話0952(28)2151。(花木芙美)