新聞配達中に高齢女性を保護し、井上利彦署長(左)から感謝状を受け取る重松絹代さん=鹿島市の鹿島署

 けがを負った高齢女性を新聞配達中に保護したとして、鹿島署は31日、佐賀新聞塩田販売店の配達員重松絹代さん(64)=嬉野市塩田町=に感謝状を贈った。早期に発見して適切に対応したことをたたえた。

 重松さんは5月5日未明、塩田町内で配達中に手から血を流して道ばたに座り込んだ寝間着姿の90代女性を見つけた。「大丈夫ですか、家はこちらですか」と声をかけ、近くの女性宅の家族を起こして救急車を要請した。女性は自宅の窓から外に出ようとして転落したとみられ、擦り傷を負っていた。

 鹿島市の同署で開かれた贈呈式で、井上利彦署長は「真っ暗な中、保護してもらったおかげで無事に助けることができた」と述べた。重松さんは「20年近く新聞配達をしてきて初めてのことで驚いたけど、本当に助かってよかった」と笑みを浮かべた。(山口源貴)