武雄市は30日、災害への備えを強化する目的で「内水ハザードマップ」を作成することを発表した。2019年8月以降、2度の浸水被害に遭った経験から雨水が河川に排水できないことで発生する「内水氾濫」への備えを進めてきた。6月6日開会予定の定例市議会に、関連予算2080万1千円を提案する。運用開始は23年3月の予定。

 「内水ハザードマップ」はウェブサイト専用で、市が導入している防災アプリ「たけぼう」での閲覧を想定する。河川が氾濫した場合の最大浸水深を予測した「洪水ハザードマップ」は、昨年4月に市内全戸に配布している。「内水ハザードマップ」では浸水地域はほぼ変わらないが、個人の住宅などさらに細かいエリアでの確認が可能になる。

 浸水深が50センチ刻みで表示されるため、家ごとに浸水時の状況が把握できる。市防災・減災課は「避難するタイミングや、家のかさ上げを検討する時の参考にしてほしい」としている。

 会見で小松政市長は「平時から内水による浸水情報を共有することで、地域での自助・共助の強化を図りたい」と狙いを説明した。(澤登滋)