弓道女子団体決勝リーグ 6戦全勝で初優勝を果たした早稲田佐賀。左から松田芳佳、青木彩桜、石橋希実、田島史奈、内田莉乃=多久市緑が丘弓道場

 弓道女子団体は早稲田佐賀が7校総当たりの決勝リーグを6戦全勝で飾り、初の頂点に輝いた。新型コロナウイルス感染症の影響で大会直前まで練習ができず、ぶっつけ本番で臨んだ大会。自分たちの力を信じて一丸となり、創部10年目にして悲願を成し遂げた。

 新人大会、全国選抜県予選を制し、その勢いで県総体は優勝候補の本命として挑むはずだった。だが、コロナの影響で4月末から5月8日まで学校全体で部活動が停止に。直後に試験期間に入り、集中して弓を引けたのは県総体の1週間前だった。

 27日の団体予選。内田莉乃主将は「不安しかなかった。こんなに緊張したのは初めて」とチームの思いを代弁した。それでも、「ハンディは関係ない。技を生かすのは心」という時津正純監督の言葉を信じ、メンバーたちは気持ちを奮い立たせた。

 初戦からすべて3中差の接戦となったが、ミスをカバーし合って勝利を重ねた。勝てば優勝が決まる佐賀西との最終戦も一本一本の矢に集中し、最終4本目は5人全員が的中させた。優勝の喜びとともに、「やりきった」と互いを褒め合った。

 全国大会に向け、内田主将は「先生に納得してもらえるような試合をする」。目の前の一本に集中できるように調整を重ね、早稲田佐賀弓道部の新たな歴史をつくるつもりだ。(市原康史)