災害危険箇所を点検する嬉野市の防災関係者ら=同市西吉田地区

 出水期を前に嬉野市で26日、土砂災害などの危険箇所を点検する防災パトロールがあった。市や警察、消防などの約30人が土砂崩れの現場などを視察し、早期に対策を講じることを確認した。

 市では昨年8月の大雨で平年の月間降水量の4倍となる1178・5ミリを観測し、各地で冠水や土砂崩れ、茶畑の大規模な崩落などの被害が出た。

 パトロールは西吉田地区と塩田地区の被災現場を訪れた。西吉田地区では、2020年の大雨の際に崖が崩れて土砂が流れ込んだ住宅を視察。地域住民の協力で復旧したものの、崖の上には幅約6メートルの巨石が露出した状態になっていた。

 村上大祐市長は「特別警報級の大雨が頻発し、人命にも危険が及ぶ事態となっている。住民の危険除去のため、スピード感を持って対策に取り組んでいく」と話した。(山口源貴)