膨らませた救助活動用のゴムボートに乗り込み、訓練する消防団員=佐賀市久保田町

 梅雨入りを前に、緊急時の水防体制を強化するための「佐賀市水防訓練」が29日、嘉瀬町の嘉瀬川防災ステーションなどであった。市消防団員約100人が参加。雨の降り方が変化して浸水の危険性が増していることを受け、以前から備えていた救助活動用ゴムボートを膨らませて使用する訓練も初めて実施した。

 訓練は嘉瀬川が大雨で増水し、堤防の一部から越水。住宅が浸水し住民が取り残されたという想定で行われた。情報伝達や参集、土のう積み、排水ポンプ訓練などがあり、土のう作りでは「土を入れすぎない」など注意事項を確認しながら、専用袋にスコップで土を詰め、積み上げた。

 救助活動用ゴムボートの使い方を確認する訓練では、4人ほどが乗り込んで動かした。消防団員として16年になる男性(38)は「初めてゴムボートの訓練をしたが安定していた。大雨が多いので訓練を積み、備えたい」と話した。(川﨑久美子)