高校生の呼びかけに応じるサポーター(右)=鳥栖市の駅前不動産スタジアム周辺

 コロナ禍で自粛していた「高校生平和大使」による佐賀県内での街頭署名活動が29日、約2年半ぶりに再開した。鳥栖市の駅前不動産スタジアム周辺で核兵器の廃絶と平和な世界の実現を目指す「高校生1万人署名」に取り組み、サッカー観戦に訪れたサポーターらに協力を呼びかけた。

 佐賀県選出の平和大使の滝本遥さん(小城高3年)ら県内8高校の13人が参加し、J1リーグ戦のサガン鳥栖対ガンバ大阪戦に合わせて実施した。高校生の熱い訴えに、香川県から訪れた中筋大貴さん(29)は「核兵器廃絶に向けて活動する姿は素晴らしく、心が動かされた」と感心していた。

 集まった署名は8月に平和大使が国連欧州本部へ届けているが、新型コロナウイルスの影響で昨年まで2年間休止し、今年も未定になっている。滝本さんは「2年半という空白の時間を今日の活動で少しでも埋めて、私たちの思いを直接国連欧州本部へ届ける日が来てほしい」と願った。(井手一希)