フェンシング女子個人フルーレ決勝 佐賀商の山田愛佳(右)がポイントを奪い、13―11とリードを広げる=SAGAプラザフェンシング場

 3年生が意地を見せた。フェンシング女子個人フルーレの決勝は、佐賀商3年の山田愛佳が佐賀西1年の一ノ瀬桜を13―11で下して連覇。試合後、涙する一ノ瀬の肩を抱き「(ともに出場する)インターハイがある。一緒に頑張っていこう」と声をかけた。

 一ノ瀬とは勝ち負けを繰り返すほど力が拮抗(きっこう)。決勝(3分3セット)は序盤から一進一退で、6分を終え8―10だったが、焦りはなかった。3セット目の立ち上がりに3連続得点で逆転。リードを守り切った。

 山田は昨年の県総体で、フルーレとエペの2冠を達成したが、全国総体前の負傷で出場がかなわなかった。「けがで出られないのは一番悔しい」。苦い経験を忘れない。

 「野本先生には感謝してもし尽くせない」。指導を受ける野本尚子監督への思いも強く、全国8強入りを掲げる。「高校の最後に先生に恩返しできるプレーを」。昨年の悔しさと合わせ、全国の舞台に全てをぶつける。(小部亮介)